『十二国記』の新刊かと [小説]
激しく期待しましたが、勘違いでした・・・ガックリ。
先日、書店の文庫棚の辺りを歩いていたところ、
“小野不由美 『十二国記』新作云々”と書かれたポップが目に入り、
てっきり講談社文庫で新刊が出たのかと探し回ったけれど、
まったく見付けられず。
ネットでも確認出来ないので、当時の記憶を辿ること数秒。
そういえば、ポップはパンダの本の上にあったな。
「・・・パンダって講談社だっけ?」とダー様に尋ねると「新潮」という答え。
あれ? 新潮? 『魔性の子』は新潮だけど・・・。
そうなんです。
新潮社の季刊誌yom yomに、ファンタジー小説特集として
小野不由美さんの読みきり『丕緒(ひしょ)の鳥』が載っていると。
そしてその内容は『十二国記』のものだということだったわけ。
なんだ~。てっきり新刊が出たのかと思ったのに!
yom yomちょっと高いしな・・・素直に待つとするか(-。-;)
『彩雲国物語 青嵐にゆれる月草』 [小説]
ここのところ、次巻への引っ張り具合が気に入らなかったこの作品ですが。
しばらくぶりに、涙腺を刺激されました。
まあ、きっと戻ってきてくれるとは思うけど…劉輝ガンバレ!!
3つ子に負けるな! 欲しいものは奪ってこいっ!
ということで、またまた劉輝応援モードで読み終えました。
ほら、秀麗はちゃんと頑張れてるからね(^^;
『少年陰陽師 それはこの手の中に』 [小説]
ザビ8に掲載された、短編です。
ちょうど出たばかりの珂神編第3巻『嘆きの雨を薙ぎ払え』と同じ時間帯の内容となっています。
メインは六合と風音。
風音編からここまで来て、やっと結ばれた、といえる彼らです。長かったです。
風音は騙されていたとはいえ、晴明の命を狙い、昌浩と紅蓮の心と身体に深い傷を負わせた相手
だから、晴明も昌浩も十二神将たちも複雑な感情を抱いているのは当たり前。
それでも、幸せな時間を奪われ、利用され、つらく厳しい環境で生きてきた彼女が、
心を預けられる相手と出逢えてよかったと、心から思うのです。
『少年陰陽師 嘆きの雨を薙ぎ払え』 [小説]
感想書くのを忘れていました;
本編“珂神編”最新刊です。
前巻の終わりで大体どういう方向に行くのか予想は着きましたが・・・やっぱり。
比古も、真鉄も、たゆらも、もゆらも・・・抗えない大きなものに巻き込まれていってしまう。
そういう運命を背負わなければならない生まれだとわかっていても、もっと穏やかに
暮らさせてあげたかったと思っちゃいますねー。
でも、たゆらがもゆらの言葉を信じてくれたから、彰子は助かった。
比古と真鉄のことも救ってあげてほしい・・・。
頑張れ、昌浩!!
高木彬光『新装版 邪馬台国の秘密』 [小説]
神津恭介が活躍するベッドディテクティブシリーズの第2弾ですね・・・待ちに待っておりました!
ダー様が持っている古本の中で『成吉思汗の秘密』、『古代天皇の秘密』はあるのに、その真ん中の『邪馬台国の秘密』だけが見つからず、そのせいで第3弾の『古代天皇』をいつまで経っても読めずに悶々としていたわけです。
おまけに私はなるべく古本というものに触りたくない・・・だから、新装版が出るのを今か今かと毎月楽しみにしていました。
面白かった〜♪
昨日はダー様が手術の為、半日病院にいたので、イッキに読了!
子どもの頃、結構歴史オタだった私はこういうテーマにそそられてしまう。
だからといって、関連本なんてそれこそ物凄い数あるのでいちいち読んでいられない。
そんな状況の中、小説というカタチで、しかも考察を推理として読むことが出来るなんて(推理物も好きなので)とても嬉しいし楽しめるのです。
パズルのピースがピタリとはまる、あの感じ・・・たまりませんっ!
次は第3弾だ〜。勝手に探して読んじゃおうっと♪
『彩雲国物語 緑風は刃のごとく』 [小説]
例の件で、茶州州牧からヒラに落とされている秀麗の現状記第2弾。
ヒラ官吏全員が1か月後に処分されると決まり、それまでに雇ってくれる部署を探そうとする秀麗。
仲間のダメダメ官吏たちのお世話に明け暮れ、就職活動にちっとも手が回らない中、前回の贋金事件にも通じる不正を見付けたものの、手柄を横取りされて危うく退官するガケップチまで追い詰められたけれど。
その行動が功を奏し(?)、何とか配属部署決定!
しかしそこは、秀麗に期待を寄せる人々がいるお馴染み部署-----吏部、戸部、工部、礼部-----ではなく、何と御史台。
彼女の甘さを侮蔑する長官と同僚、正義も理想も捨ててどんなことでもやらなければならない監察部署。
果たして、秀麗に御史は務まるのか?
劉輝と楸瑛、絳攸の絆は?
そしてそして、後宮に送り込まれる姫に対し、劉輝は?
次巻が待ち遠しいっ!!
『少年陰陽師 真実を告げる声をきけ』 [小説]
珂神編第3弾。
何とか命を取り留めた昌浩ですが、また比古と戦うことに。
敵だとわかり容赦なく攻撃する比古に対し、どうしても反撃する気になれない昌浩。
救ってもらったことや短い時間ながらも友情を感じたことだけでなく、彼の優しい性格を考えても。そして時折見せるツラそうな表情・・・本当は、一族の復讐など望んでいないことがわかるから。
そんな昌浩に心を動かされた比古は、大蛇を復活させることをやめようとするけれど・・・。
襲われたもゆら、贄として出雲に連れてこられた彰子。比古を守る真鉄と秘密を知る真赭。
せっかくほどけ始めた糸がまた複雑に絡まって、事態はより悪い方向へ向かっているようで。
彰子もケガをした神将たちも心配だけど、風音が助かって六合と再会出来たことが今回の救いでしょうか。
昌浩、まだまだ道は険しそうだけど頑張れ!
『彩雲国物語 紅梅は夜に香る』 [小説]
新章スタートですね! しかも2か月連続発売・・・ウレシイ♪
今回は、じゃなくて今回も、秀麗が大活躍。
活躍し過ぎて、せっかく貴陽に戻ったっていうのに、劉輝とゆっくり会うまでは時間がかかりましたねー。
というか、王都組、あんまり出番&見せ場なし(笑)
まあ、人が多いから余計だったのかもしれないけどね。黄尚書なんてセリフ2つしかなかったんじゃない?
今後レギュラーになりそうな蘇芳くんとか、最後に出てきた御史台の官吏とか、新しい人もいるし。
カンケーないけど“蘇芳”・・・色は女の子向きなのに、男の子の名前で使われるのは何故なんだろう。昔からの疑問。それとも女の子に付けてもOKなのかな?
話を戻して。
秀麗はとうとう「結婚しない」宣言をしたけど・・・それを撤回させられる人は果たしているのかしら。
劉輝ガンバレ〜!
『ぷち ザ・ビーンズ』 [小説]
全サって、だいたいコッチが忘れた頃に届くわよねー。
これも、すっかり忘れてた・・・私だけ? みんなちゃんと覚えてて、来なかったら問い合わせたりするのかなぁ。
載ってるのは書き下ろしの小説と、『ビーンズエース』で描かれたコミック。
『マ王』シリーズは読んでいないので、特に感想はないけど。
『少年陰陽師』と『彩雲国』の小説は、両方共とってもよかったー♪
『陰陽師』は、玄武と汐の話。
『彩雲国』は、玖狼と秀麗がメインの話。
いずれ短編集に載るだろうから、応募してない方々はその時をお楽しみに。
『少年陰陽師 妙なる絆を掴みとれ』 [小説]
まったく。
どうして、こう泣かせてくれるのかしら・・・。
第1巻“異邦の影を探しだせ”から16冊。本編はおろか短編集ですら、どれかの話で泣いてる。
昌浩が・・・紅蓮が・・・じーさまが・・・。
必ず泣かせてくれちゃうのよぉぉぉ。決して電車内で読んではいけない。寝る前もダメ。翌朝、目が腫れるから!
内容だけど。
前巻で窮地に陥った昌浩たち。今回もその状況は変わらず・・・好転するどころか悪化してる。
十二神将たちは、風音(の体を乗っ取った真鉄)の高い霊力に太刀打ちできなくて。実体に戻った清明も駆け付けてくれたけど、本当の戦いはこれから。彰子も狙われてて、どうなることやら。
でも、天狐編より短いんじゃないかと踏んでるんだけど。どうかな?
書き下ろしがこんなだったので、『ザビ7』の短編“疾きこと嵐の如く”でホッとできました♪